二つの銀行でカードローンを作れるかどうか教えてください
学歴や特技もこれといってないので、不動産ビジネスを始めようかと思います。
そこでアパートを購入するための元手が必要なのですが、これまで貯金してきた分だと足りないです。
銀行のカードローンをいくつか申し込んでおきたいのですが、二つの銀行でカードローンを作る事は出来るのでしょうか?
審査に通れば作る事は可能だけど、同時に申し込むのは避けた方が無難
銀行でのカードローンですが、審査に通りさえすれば二社でもカードを作る事は可能です。
しかし、同時に申し込むのは避けた方が無難です。というのは、同時に二社以上に申し込んでしまうと、金融機関の方が不安になってしまうからです。
債務者の心理としては、申し込んだからと言って、確実にお金が借りられると決まったわけではない。
だったら審査結果を待っている間に、貸してくれるかもしれない他の金融機関にも申し込んでおこう。という感覚なのでしょう。
受験はしたけれど、必ずその大学に入学できるとは限らない。だから滑りどめも受験しておこう。といった学校の受験と、似たようなものかもしれませんね。
ところが債権者の方は、カードローンを同時に申し込む人を、快く思いません。競合他社の、お客様になってしまうかもしれないから?いえ、そうではありません。
切羽詰まってお金が欲しい人だったり、返済能力のない人ではないか?と思ってしまうからです。
具体的に言えば、次の3点から「カードローンを同時に申し込む人」は断られる可能性があります。
まず1点めは、「他社で貸してもらえなかったのではないか?」という不安です。多くの人は、借入の申込みは一社にしかしないもの。と思われています。
そのため、複数の会社に同時に申し込む人が出てくると、「他社で貸してもらえなかったから、自分の会社と他の会社の二社に同時に借入を申し込んできているのではないか?」と不安になります。
そして申込み記録はあるものの、実際に契約した記録がない。となると、ますます「他社で断られたのではないか?」という疑いの念が強くなります。
そして2点めは、「何か切羽詰まって事情があるのではないか?」という事です。
切羽詰まった事情と言うのは、例えば信用情報に載らないような、非合法な金融機関からお金を借りてしまい、返済のため今すぐ大金が必要な状況である。事故を起こしてしまい、多額の賠償金が必要。など、色々な事情があるでしょう。
映画やドラマではありませんが、手にしたお金を何らかの逃走資金にして、戻ってこない人もいるかもしれません。
そして3つ目は、総量規制の枠から外れてしまう。といった事です。総量規制とは、「年収の3分の1以上貸してはいけない」という決まりの事です。
しかし、銀行のカードローンは総量規制の対象ではありませんので、これは考慮しなくても良いでしょう。
複数から借入をする場合、「1ヶ月に申し込むのは2社まで」という意見もありますので、二社だったら1ヶ月以内に申し込んでも大丈夫だと思われます。
ご質問は二つの銀行で借入が出来るかどうか?という事でしたので、理屈の上では1ヶ月以内に申し込んでも良い。という事にはなります。でも、念のため少し間を空けた方が、無難かもしれませんね。
【参考ページはこちら】
銀行系のおまとめローンは低金利?
二つの銀行カードローンを作れるかを知りたい方へ
銀行系のカードローンが便利で特典も多く、人気が上がってきています。
カードローンといえば消費者金融の独壇場でしたが、金融機関でも消費者金融のノウハウを吸収して続々とカードローンに参入しています。
銀行系のカードローンの特徴としては安心感と総合口座との連動による各種特典があります。
特典も多いことで口座ごとにカードローンを契約したいと考える方も少なくありません。
そのため、二つの銀行カードローンを作れるかを気にされる方が増えています。
結論からいえばカードローンは何件でも契約できるが、契約時の審査で確実に通したかったら、他からの借り入れと収入のバランスを普段からチェックしておくことが必要ですカードローンは銀行系でも消費者金融でも同様の審査が行われます。
審査では所得と借入状況がチェックされ、所得の3分の1を超える現金は基本的に貸し出されません。
この制限は法律で消費者金融むけに定められていますが、金融機関の多くでも法律に準拠した制限を設けているようです。
カードローンの審査を通したい場合は借入額が所得の3分の1以下にしておくことが大切です。審査では利用額と件数がチェックされますが、契約だけのカードローンはカウントされません。
これは、各社で共有している利用者の借り入れ、返済の各情報に契約しただけの場合はカウントされないからです。
このことを利用すれば2つでも3つでも銀行系のカードローンは契約できます。
(⇒銀行カードローンは枚数制限ある?)
ただし、同行のカードローンの場合は制限されることもありますが、他行のカードローンは利用しない限り、契約状況はわかりませんので2つ作りたい場合は収入と借入状況を確認して同時期に申しこめばよいです。
銀行系のカードローンは総合口座と連動させることで住宅ローンの金利が安くなったり、車のローンを組みやすくなるなど、銀行ならではの特典も多いので複数契約したいと考える方も多いので、収入と借り入れの各情報はよくチェックしておくとよいです。