カードローン3社目借り入れは、やっていけないことですか?

利用限度額の小さなカードローンなのですが、今、限度額いっぱいまでキャッシングしています。

その他に、クレジットカードのキャッシング枠も限度額いっぱいまで使っています。

クレジットカードのショッピング枠にはまだ余裕がありますが、もちろん、これでキャッシングはできません。

2つのカードローンでは、これ以上のキャッシングができないので、もうひとつ別のカードローンを申込もうかと思っていました。

でも、このことを知人に話すと、思いのほか強い口調で諌められてしまいました。

カードローンが駄目だとはいわないが、カードローンを3枚も持つということは、多重債務者になることと同じだというわけです。

その知人の両親が多重債務に苦しんだ経験があるということで、僕のことを思っていってくれています。

僕にそうなってほしくないと心配してくれているわけですが、ただ、カードローンを3枚持ったから、それで多重債務者になるというのは飛躍しすぎているようにも思えて、戸惑っています。

カードローン3社目の借り入れは、やっていけないことなのでしょうか?

3枚のカードローンでも総量規制内であれば安心して使えます

かつて多重債務者のことが大きな社会問題だった時代がありますので、複数のカードローンに対して知人の方が敏感になっているのは仕方ないことかもしれません。

今では、多重債務の問題を予防する仕組みもありますから、昔ほど怖がる必要はないとはいえ、無謀なキャッシングはやはり多重債務で苦しむことにつながるわけですから、十分に注意しなければなりません。

ただ、それで萎縮しすぎてしまって、3枚目のローンカードが、即、多重債務になるといってしまうのは、少々考えすぎかと思えます。

多重債務に陥る原因は、カードローンが複数あるからではなく、返済能力以上の借入残高と、高い金利です。

もし、3社からキャッシングしていても、その借入残高が年収の3分の1以下で、ごくごく普通の金利で借りているのであれば、多重債務者になる可能性は低いといえます。

多重債務者が社会問題となったあと、いくつかの法律が改正されました。ひとつは借入額の総額の制限で、もうひとつは金利の制限です。借入額の総額の制限は、総量規制と呼ばれています。

これは、貸金業法の中にある規制で、年収の3分の1を超える貸付を制限するものです。3社から借入れている場合は、3社の合計が年収の3分の1以下に制限されます。

総量規制は、借りる側でチェックしていなくても、金融機関が他の金融機関の情報もみながらチェックしているので、うっかりと年収の3分の1を超えて借りてしまうということはありません。

金融機関が貸してくれる限りは、まだ、多重債務者になる危険はないと思ってよいといえます。ただ、だからといって無計画なキャッシングをしてしまうのは、もちろん避けたいものです。

金利の制限については、その上限金利が段階的に引き下げられました。

金利を制限する法律に、出資法と利息制限法がありますが、両方共に引き下げられていて、利息額が月々の返済額を超えて雪だるま式に借金が膨らむという多重債務の状況には、なりにくくなっています。

出資法と利息制限法の差も非常に小さなものになったので、いわゆるグレーゾーン金利の問題もなくなりました。

つまり、多重債務については、法律を無視したヤミ金から借りない限りは、とりあえずは安心していいということです。

もちろん、生活ができないほど年収が低い状況であれば、今の法律でも駄目ですが、その場合は、年収を上げるよう努力するか、それが無理であれば、残念ですが生活保護等の利用を考えるべきです。

【参考ページはこちら】
おまとめローンに通りやすい条件を教えて!

カードローン3社目借り入れ、した場合は

必要なお金を、コンビニATMや提携ATM等から、すぐに借りる事が出来て便利で頼りになるのが、カードローンです。

ただ、カードローンは無限に利用できる訳ではなく、業者が決めた限度額の範囲内で利用していく事になり、限度額いっぱいまで借り入れをしたら、返済をし限度額に余裕を持たせないと、次の借り入れができません。

限度額は、利用する人の年収や勤務先、雇用形態、そして希望額などから、業者が設定する事になります。

銀行の場合、銀行が定めている上限額までの範囲内、消費者金融の場合、総量規制の対象となる為、年収の1/3までの金額の範囲内で設定してきますが、いきなりそれらの上限額が限度額になる事はありません。

まずは、50万円以下、場合によっては10万円程度の限度額から始まる事も珍しくなく、その範囲内で利用し、遅れずに返済をするなど、業者から信用される状態になれば、その時点で、必要に応じて、増額の審査を受ける事になります。

増額の審査は、落ちると、限度額が減額されるなどのデメリットがある事があり、増額審査ではなく、別業者の審査を受ける人は少なくありません。

別の業者で新たに審査を受けた場合、それだけ使える金額は増える事になります。

中にはカードローン3社目借り入れ、という人も珍しくありません。3社目借り入れする場合、意識しておきたいのが、返済についてです。

借り入れ可能な金額は、3社利用する事で、増える事になりますが、3社から借り入れをするという事は、月に3回、返済日が来るという状態になる事です。

更に、同じ業者からの借り入れの場合、借りる額が増えると金利が下がる事がありますが、複数の業者からの借り入れの場合、それぞれ最高の金利を払う事になります。

ですから、同じ金額をひとつの業者から借り入れした場合よりも、支払う利息が高くなっている可能性もあります。

金利は、借り入れする金額次第ですが、限度額が増やせればと、借り入れする業者を増やしたいと考えた場合、まずはデメリットはないか落ち着いて考える事も大切です。

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