カードローン他社の借入時に嘘をつく場合でも貸してもらえる?

もう一枚カードを作りたいと思っていて、今すでに3社から借り入れ中で4社目以降は借りにくくなるらしいので審査が通りにくそうです。

告知の時に他社からの借入数を1件分くらいならごまかして申込みしようかと思ってます。上手くやってバレなければ大丈夫ですか?

むこうはプロ。嘘は必ずバレる上にかえってマイナスに

自分のステータスなどをごまかせば上手く借りることが出来るのでは…というのは多くの人が考えること。

そのため、金融会社の方々もどの辺りでユーザがウソをつくかがわかっているわけです。

特にウソが多いポイントが以下の3点です。

①自分の年収

証明書を提出しない場合であればバレないしちょっとくらい差異が出ても大丈夫じゃないか…と考える方は多いようですが「総量規制」が導入されるようになってからはそうもいかなくなりました。

「総量規制」というのは自分の年収の3分の1以上の金額は借り入れ出来ないように制限されるという貸金業法の一つです。

この法律が制定されてからは金融会社が借りる人の年収を確認する必要が出てきたため年収額を確認することが出来る資料を提出することになったのです。

証明書を提出せざるを得ないのであれば、ごまかしようがありませんね。

②他社からの借入金額・借入件数

カードローンの申請時に他の金融会社から借りている金額や件数を告知する必要があります。

別会社の話だから他の会社は金額を知らないだろうし…と借入金額や借入件数をごまかすと命とりです。

このような借り入れ情報は個人信用情報機関ですべて管理されており金融会社はそこを照会してあなたが他で借り入れをしていないかどうか返済事故などがなかったかが分かってしまうのです。

そのため、万が一ここで「他社からの借り入れなし」と告知したり本来より金額が少なく記入されていた場合、逆にマイナスポイントになってしまいます。

③勤務先情報

提出する証明書類に勤務先の名前が書いていないから…といって勤務先を偽っても電話確認でバレてしまいます。

大概の銀行や金融会社は勤務先に電話をかけ本当に在籍しているかどうかを確かめる電話確認を行いますのでそこで実際にその会社が勤務先かどうかがばれてしまいます。

◆ウソがばれたらどうなるの?

どのパターンでウソをついたとしても審査の時点でもしくはその他のタイミングでまずバレます。では、バレた場合はどんなことになるのでしょうか。

先ほども書いた通り、金融会社や銀行は誰かに融資する時個人信用情報機関からその人の信用情報を照会します。

そこには、今どれだけ借り入れをしているか返済が滞ったなどの返済事故がなかったかなどの情報が保管されています。もし、カードローン申請時にウソの報告をしてそれがバレた場合その情報が個人信用情報機関に保管されることになります。

そのため、その後にどこからか借り入れをしようとしても審査の段階でその信用情報を照会されて「正直な人ではなさそうだから…」と審査で落とされる可能性が非常に高くなってしまいます。

そうなってしまうと、また本当に必要な時に借りることが出来なくなってしまいます。

その場しのぎで物事を考えるのではなくその後のことも考えてみるとつまらないことでウソをつくとデメリットしかない、ということが分かりますね。

【参考ページはこちら】
5ヶ所の借金、ひとつにまとめられる?

カードローン他社の借入状況に関して嘘をつくと審査に通る?

突然の冠婚葬祭や子供の養育費、生活費など、様々な事情でお金が必要になった場合でも、カードローンに申し込んでおけば安心です。

カードローンとは、消費者金融や銀行が経営母体の金融商品で、用途に制限がなく限度額の範囲であれば自由にお金を借りることのできる、非常に便利なサービスです。

カードローンを利用して融資を受けるためには、融資を希望する金融機関の審査を受けなければなりません。

審査は、申込時に提出する住所や勤務先などの基本情報を記入した申込用紙に加えて、過去や現在の借入状況などをまとめた信用情報を基にして行われます。

この時、既に他社から複数の借り入れがある場合や、短期間に複数の金融機関の審査に申し込んでいる場合、さらに過去に返済の遅延などの金融事故を起こしているなどのケースでは、審査に申し込んでも落とされてしまう可能性が高いです。

しかし、だからといって、申込書にカードローン他社の借入額などの嘘をつくことは厳禁です。

なぜなら、金融機関は、信用情報を見ればすぐに申込者が嘘をついていることが分かってしまうからです。そして、嘘の記入をしたことが発覚した場合、申込者の信用度もガクンと下がってしまいます。

そして、「この人は嘘をつくような信用できない人物だから、お金を貸すのは危険だ」と判断され、審査にも落ちてしまう確率が高いです。よって、申込書に嘘の記入をするのは絶対にやめましょう。

では、嘘をつかないで審査に通る方法はないのでしょうか。一番確実なのは、他社からの借り入れを少しでも返済し、ローンの残高を少なくすることです。

また、カードローンを解約して借入先を減らすのもよいでしょう。さらに、利用限度額を欲張りすぎている場合は、自分の支払い能力の範囲内である年収の3分の1よりも少ない金額で申請することも大切です。

カードローン審査に落ちてしまうのには、何らかの原因があるはずです。

嘘をつくということは、それが分かっているケースが多いため、わざわざ落ちてしまう行動をとるのはもったいありません。

嘘をつくのではなく、何らかの対策をして万全の状態にしてから申込を行うとよいでしょう。

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