おまとめローンの活用術
先日、弟から自分が抱えている借金のことで相談されました。
彼は現在、東京で自分のスタジオを開いて、カメラマンをしているのですが、開業する際に、機材をそろえたり、賃貸料をまとめて払ったりと、相当お金を借りたようです。
開業当時はまったくの個人ですから、銀行からの融資などが叶うはずもなく、複数のカードローンから借金をして、なんとか開業資金に充てたといっていました。
しかし、残念ながら、開業後もなかなか経営がうまくいかず、借金でかなり苦しんでいる様子、何とかしてあげたいと思って、良い方法がないかとネットでいろいろと検索してみたら、「おまとめローン」が目に入ってきました。
もし、このおまとめローンをうまく活用できたら、弟を借金から救えるのでは、と思うのですが、自分自身、この方面の知識が限られているので、どなたかからご教授いただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
おまとめローンのコストがどのくらいかをきちんと把握しよう
まずは弟さんがどういう方法を望んでいるか、その希望を確認することが第一かと思います。
やみくもにおまとめローンをすれば救われるわけではありませんし、またそれが唯一の解決策というわけでもないからです。
いま、弟さんがいわゆる多重債務に陥っておられる、ということですよね。もし、それらの債務をなんとか完済したい、というのであればおまとめローンが良いと思います。
ただ、返済するためには時間がかかります。なぜなら、現状で返済できないものをなんとか返すためには、その分毎月の返済額を減らすことになり、全体として返済期間が延びることが考えられます。
そして、返済期間が延びれば、全体として支払うべき利息も増えます。毎月の利息以外にもコストがかかります。
おまとめローンはまず銀行からまとめてお金を借りて、それを使って、複数の会社から借りているカードローンをすべて返済し、今度は銀行があなたの債務者となるわけです。
その借り換えにも手数料がかかったりすることもあります。
もし、弟さんが完済することよりも、いまの多重債務から少しでも早く抜け出したい、というのであれば、おまとめローンより、法的債務整理を選択するほうが賢明かもしれません。
「法的債務整理」なんて聞くとなんだかちょっと怖いような気がしますが、要は民間の会社のサポートではなく、法律の専門家である弁護士や裁判所のサポートを借りる方法です。もちろん、法的債務整理には自己破産も含みます。
弟さんの希望を確認して、実際どちらのほうが賢明なのか、よくお考えになっていただければと思います。
【参考ページはこちら】
消費者金融をまとめるならどこがおすすめ?
借金をすっきりと一本に。おまとめローン活用術
キャッシングなどの借入はそれぞれに設定された限度額内で何度も利用が出来るし、いくつかの金融会社から借入の申し込みをすることも出来ます。
しかし借入を利用した分の借金の返済もいずれは行うこととなり、いくつかの金融会社から借入を行うと返済のやりくりが困難になり、月々の返済に頭を抱えてしまうようになります。
毎月の決められた支払日を意識しいくら用意しておかなければいけないかの管理も大変になります。
既に複数の金融会社で借入を行っており、返済を続けている状況でもおまとめローンを活用することで借金が一本化して月々の返済にも悩むことがなくなります。
複数ある借金が一本となると精神的にも余裕が出来て生活のリズムも安定するでしょう。
無理なく返済できるおまとめローン活用術を把握して、より計画的に返済を行えます。
消費者金融のキャッシングは手軽に申込めて、状況によっては即日で融資が可能だったりすることが特徴ですが契約時に高い金利の契約を交わしていることもあります。
これは毎月の返済額の元金に充当される割合が低いことで分かります。
高金利や毎月の返済額の見直しも出来るので、低金利の借り換えやおまとめローンに切り替えて月々の返済額を減らすようにします。
借入の件数は少ないけれど融資限度額をすべて使い果たしてしまっていて残務が高額になっている場合、他社からの借入も検討しそうですが現在の借入状況を見直せば借金の整理が出来ます。
おまとめローンに切り替えると返済総額や支払利息が減り、月々のお金の運用に余剰を生み出すことも可能です。
利息の安い金融会社からの借入では10万円以下の小口借入か、利息の高い借入会社を優先してまとめられるだけの件数でまとめるようにします。
(⇒おまとめローンを利用する会社を選びたい!)
少額での他社借入を一本化したら、必ず解約手続きを行います。
これは信用情報機関に掲載されている他社借入件数を減らすためで、信用情報機関の情報が更新されるまでの3か月間を待ちます。
その間は自力で返済を続け、信用情報機関の情報が更新されたら利息制限法以下の条件で貸し付けしてくれる会社に絞り金融業者を選択し他社借入が複数ある場合の絞り込みを行います。