おまとめローンについての広告などをみていると、まとめることで金利が低くなって、月々の返済額も小さくなり返済が楽になるということがわかりました。

消費者金融でも総量規制の対象外となるようで、借入額に制限がなくなるということもわかりました。

返済日も月１日になって管理もしやすくなるようです。借入残高もわかりやすくなって、精神衛生にも良いことのようです。

こうしてみていくと、おまとめローンは良い事づくめのようですが、実際にはデメリットもあると思います。おまとめローンのデメリットは何でしょうか？

おまとめローンにも審査や追加借入についてデメリットがあります

おまとめローンにはいろいろなメリットがありますが、もちろん、デメリットもあります。

大きなところでは、審査が大変だということと、まとめた以降の追加借入がむずかしくなることの２つです。

掘り出せば、他にもデメリットは挙げられますが、それらは、特定の条件で出てくるデメリットで、必ずしも現れるデメリットではありません。

最近のカードローンの審査には、インターネット上で完結できるものが多く、即日審査が普通になっています。非常に簡単で高速です。

それにくらべると、おまとめローンの審査は大変です。インターネット上で完結するといった具合にはいかず、必要書類を郵送したり、場合によっては窓口に出向いたりする必要があります。

申込した日に審査が終わることもあまり考えられず、数日から１０日くらいの期間がかかるというのが普通です。

追加借入がむずかしくなるというのは、おまとめローンの最も大きなデメリットかもしれません。

おまとめローンの借入残高が一定額以下になるまでは、どこからも新たな借入ができませんし、一定額以下になったときも、おまとめローンを契約した金融機関からは追加借入できますが、他の金融機関から借入れることは契約違反となる場合があります。

この場合、他の金融機関から借入れられるのは、おまとめローンを完済した後、ということになります。

ただし、金融機関によっては、おまとめローンの中にそれに含む形で上乗せの追加借入が用意されているケースもあります。
（⇒おまとめローンが利用できる会社を教えて！）

でも、このケースでも、追加借入が借りる人の返済能力を超えていると判断されれば、もちろん許可されません。

おまとめローンでまとめる場合は、基本的には、以降返済に専念して、返済するまでは追加借入しない、というのが普通です。

おまとめローンには、審査が大変だということと、追加借入が困難だという２つのデメリットの他にも、ケースバイケースのデメリットがいくつかあります。

場合によっては、担保や保証人を求められることがある、というのもそのひとつです。返済能力が少し不足していると判断された場合にはそうなります。

月々の返済額が減る分、返済期間が延びて、その結果、実際の利息額が増える場合もあり、これもケースバイケースのデメリットといえます。

他に、おまとめローンを装った詐欺の横行していますので、金融機関の選び方を間違えれば詐欺にあいやすいというのもデメリットのひとつです。

その他、グレーゾーン金利についての返還請求がやりにくくなるというデメリットもあります。

これは、かなり昔からのローンを持ち越している人の場合です。

ローンの金利が、利息制限法で定められた率を超えていたことがある場合、支払った利息の一部返還を請求できるのですが、これをおまとめローンで借り換えてしまえば、その返還請求が非常にやりにくくなります。

返還請求の可能性があるのであれば、おまとめローンでまとめる前に、法律事務所などに相談することをおすすめします。

【参考ページはこちら】
おまとめローンがいい？債務整理するべき？