おまとめローンって大手の金融会社のものだと思ってたんだけど、中小金融会社もやってるんですね。

でも、中小金融機関のおまとめローンのメリットって何でしょう？

おまとめローンは金利が低くなるのがメリットだと聞いてるんですが、中小金融会社は大手金融会社よりも金利が高いのが常識ですよね。

中小金融会社のおまとめローンのメリットを教えてください。デメリットも教えてください。

中小金融機関のおまとめローンのメリットは審査の通りやすさです

中小金融機関のおまとめローンのメリットは審査の通りやすさです。

おまとめローンに限った話ではなく、一般に、中小金融機関のカードローン審査は、大手金融機関よりも通りやすくなっています。

審査の通りやすさとは裏腹になりますが、金利は高くなってしまいます。

これもおまとめローンに限った話ではありませんが、金利が高いというのが、中小金融機関のデメリットとなります。

ここで、金利の高い中小金融機関のおまとめローンで金利を下げることができるのか？という疑問が湧いてきます。

でも、この答えはイエスです。矛盾するように聞こえるかもしれませんが、ケースによっては有り得ることです。次のようなケースです。

５つの大手消費者金融のカードローンから３０万円づつキャッシングしているとします。５つとも、利用限度額上限５００万円で金利４％～１７％のカードローンで、利用限度額が３０万円だったと仮定します。

実際には、５つのカードローンの条件が全く同じになるとは考えにくいのですが、ここでは説明しやすくするために、そう仮定しました。条件自体は、実際的な値になっています。

この５つのカードローンを、中小消費者金融の借入限度額２００万円で金利１０％～１８％、というおまとめローンでまとめることを考えます。

大手消費者金融の金利が４％～１７％で、中小消費者金融のおまとめローンの金利が１０％～１８％ですから、たしかに、中小消費者金融の金利の方が高いといえます。

でも、実際に決まる金利は、大手よりも中小消費者金融のおまとめローンの方が低くなることがあるのです。

５つの大手消費者金融のカードローンの実際の金利は、利用限度額が３０万円と小さいので、上限金利に近い金利となります。

つまり、１７％です。カードローンの実際の金利は、主に利用限度額によって決まります。

利用限度額が利用限度額上限の５００万円であれば、下限金利が採用されて４％となりますが、利用限度額が３０万円程度の小額であれば、上限金利１７％が採用されることになります。

このケースでは、５つの大手消費者金融から合計１５０万円を金利１７％で借りていることになります。

これを中小消費者金融のおまとめローンでまとめたときの実際の金利はどうなるかといいますと、１２％から１５％くらいになります。たぶん１４％程度です。

おまとめローンでも、普通のカードローンと同じように、実際の金利は、主に借入額で決まります。

借入額が借入額上限の２００万円であれば、下限金利の１０％となりますし、１０万円、２０万円程度の小額であれば、上限金利の１８％となります。

おまとめローンの借入額は１５０万円となりますので、実際の金利は１４％と考えられます。金利が１７％から、１４％に下がったというわけです。

中小金融機関のおまとめローンでも、金利を低くすることが出来るわけですが、おすすめするのは、やはり、大手金融機関のおまとめローンです。

大手金融機関の審査は、中小金融機関にくらべて厳しくはなりますが、金利の下がり方も大きいですし、安心感も高く、おまとめローン詐欺などの心配もしなくて済みます。
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